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新築住宅設計事例
DOMA+WOOD+HOUSE 土間のある木の住まい(川西市/2021年竣工)

 川西市に建てられた木の住まい。ご夫婦と3人のお子さんが住まわれています。

 

 木造の柱や梁などの骨組みは、現代では一般的にプレカット工法と呼ばれる、機械でオートメーションに加工される方法が主流となっていますが、こちらの建物では、大工の昔ながらの手による刻み加工技術を採用して骨組みを組んでいます。大工さんの技や木の性質を読む力などが求められます。プレカット工法により金物で固定される構造とは違い、木が組み合う技術のみで強固な構造物となっています。

 

 1階のリビング・ダイニングは、表わしの梁やレッドシダー貼りの天井、桧のフローリングなど木に包まれた空間です。

 リビング南側の床が一段下がった窓辺はコンクリートの土間とし、ガス温水式の床暖房を土間内に仕込んだ陽だまりの場所となっています。土間から屋外のウッドデッキへはフラットに出ることができ、庭空間を近く感じることができます。

 2階は夫婦の寝室や子ども室などの個室が並びます。建物は傾斜地に建つため、各室に設けた窓から町の風景を望めます。

子ども室は、お子さんそれぞれのカラーで内装が仕上がっています。

 物干しスペースのバルコニーは、廊下とバリアフリーでつながっており、廊下の空間が延長されたような場所となっています。

 

 木のぬくもりを感じながら、室内外の空間の拡がりを楽しめる豊かな住まいが完成しました。

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